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薮川とうもろこし作り体験会

第4回 薮川とうもろこし栽培体験記2022(前編)

怒涛の2週目


今回は前編、後編に分かれましての投稿となります。
前編は、この1週間で起こったことについてになります。

まず最初に、私の事業であります「農業用ドローン」の登場からです( ̄▽ ̄)


 



低温の日が続いたためか、出たばかりの芽が虫に食われ始めました。
穴が空いただけでなく、途中から葉が無くなり枯れてしまったものも出始めましたので、ドローンにて薬を散布しました。


 



6月17日金曜日、薮川では朝4時頃に最低気温0.6度を記録しました。

これは、観測地点での気温となり、場所によっては0度近くまで下がった恐れがあります。
翌18日に確認したところ、わずかではありますが葉がくたっとなっているものがありました。寒さに負けてしまったものと思われます。


 



6月20日月曜日。虫食いと低温で体験農園の芽が弱ってましたので、かなり早いですが追肥を行いました。

その際、私に興味を持ったと思われるカモシカの子供が、作業中で電気を切っていた電柵を潜り畑の真ん中に入ってきました。

私が気づくと、マルチに穴を空けながら逃げていきました。

大きな被害は出ませんでしたが、これまで守り続けてきたマルチに穴を空けられてしまいました。


 


先週の投稿にて、芽が出てこない場所をそのままにするとお伝えしましたが、このようなトラブルが続き、余裕を持って構えている場合では無いとの判断に至りました。

そこで、2本ずつ生えている方から苗を頂き、可能な限り捕植させて頂きました。



 


これは、捕植の際に撮影したものです。

とうもろこしは野菜ではなく穀物に分類され、米や麦と同じように地面に近い場所で発芽します。

画像を見て頂くとお分かり頂けると思いますが、タネから短い芽が出ていますね。

この芽は柔らかく、上に向かって伸びる力があまり強くありません。

この辺りを事前に説明しておくべきでした。

申し訳ございません。


 


これは種が深いところに植えられていた様子です。

頑張って芽を伸ばしていますが、地上に出られずにいました。


 



もう一つ。

植えた後に、かぶせた土をギュッと押してしまったと思われる芽です。

かぶせた土が固くふたをしていた為、こちらも芽が出せずにいました。


 


ここから持ちなおす種もあるのですが、すでに酸素が足りなくて枯れてしまったものの他に、今回は急激に気温が下がったことにより、埋まっていたほぼ全ての種が枯れてしまいました。


「農業は毎年1年生」


これは、農家の誰もが口にする教訓です。

去年良かったから今年も大丈夫ということはありません。

今年で3年目を迎え、畑の土が豊かになってきたからこそ、この程度の被害で済んだのかもしれません。


 



その証拠に、今年の春にトラクター掛けを行い拡張しました上の方は、ほとんど芽が出てきていません。

これは、草の根などで土がほぐれず、密度の荒い畑になってしまった為、保温、保水が弱かったことが原因と思われます。

皆様の列も10本分ほど発芽せず、販売用も含めると1000本ほどが発芽しませんでした。

これは私の見込みが甘かった為です。

申し訳ございません。



1年に1度しかチャンスがないからこそ、このような失敗が非常に悔しく思います。

ですが、次の困難はすぐにやってくるので落ち込んでいる場合ではありません。

とうもろこしの周りに生える雑草は、指でつまめる程度の大きさから一気に成長して太陽の光をさえぎります。

害虫は、薬の効果が切れると同時に大軍で押し寄せてきます。

みんなのかわいいとうもろこしを立派に育て上げる為に1本1本確認しながら丁寧に育てますので、引き続きお付き合い頂けます様、お願い致します。

後編は予定通り明日0時より公開予定です。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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