雫石民芸社のくるみ皮・天然ぶどう皮細工は、熟練した職人の精巧な技術によって編み上げます。
「くるみ皮細工」
植林し栽培した鬼ぐるみの樹皮を使用して編み上げる、くるみ皮細工。
なめし、裁断には特殊な加工技術を必要とするため、高級品として取り扱われます。
「天然ぶどう皮細工」
天然の山ぶどう蔦を材料に編み上げる作品は、材料の採取時期が限定されていることや、加工に特殊技術が必要とされることから、くるみ皮細工より高級品とされています。

お客様の手と最も繋がる事になるのが「持ち手」であり、強度、手触り、デザインの3点が全て揃っていなければならない重要な部分です。
皮の採取から始まる自然材料の準備。そこに技術と時間をかけ、さらに熟練した職人が精巧に編み上げた作品は、網目が正確な規則性を持ち、他にはないデザインとなっています。
「縁がかり」も作品の表情を決める非常に大切な部分です。
美しい見た目と強度を決める最終工程は、熟練の職人だから成せる伝統技術です。

※「持ち手」の「宇右ヱ門編み」は登録商標です